【GW中の記事】ファイターズが2018年シーズン終了時に補強するべき選手タイプを考える

【はじめに】まだシーズンを半分も終えていないのに書く記事ではないのかもわからないけど、ただ単純に書いてみたかった。

話の発端はTwitterハッシュタグ #GWD_2018 というゴールデンウィークに開催された仮想ドラフトのタグだ。仮想ドラフト自体は有名であるがこの時期に開催されるとは知らなかったので覗いてみると、ファイターズの1位は3球団競合の末日体大の松本選手の交渉権を獲得していた。

松本選手といえば日体大のドラフト候補として昨年からアマチュア有名雑誌にも取り上げていた1位候補だが、すんなりこの指名に踏み切った。ファイターズのチーム方針としてナンバーワン選手の獲得を公言していることもあって、スケールや話題性でナンバーワン選手を獲得するものだと思っているので98mphの某投手や、同じチームに所属する20K右腕あたりを今のところ予想していた。

とはいえ仮想ドラフトは指名選手予想ではなく現状欲しい選手のタイプを示す場であるので指名自体はその通り、ということが多い。2位指名以降も二遊間はファイターズ北海道移転以来の課題だ。

今日、先発投手が今年イニングを稼ぎまくっているのも正直奇跡に近いものを感じるのもあってドラフトについて考えてみる時間ができたのだ。

 

【欲しい選手のタイプ】

記事タイトルの通り今現状足りていない選手タイプを紹介していく。ポジション,投打の利き腕,年齢層などでの分類ではなくパフォーマンス面での分類をメインに考えたい。

 

.エースとして10年任せられる先発投手

.コントロールの良い先発投手

.左腕先発投手

.左腕中継ぎ投手

.右腕中継ぎ投手(コントロール,変則タイプ)

.打てる捕手

.一軍で活躍できる二遊間

.中距離タイプの外野手

 

【思考】

.10年エースを任せられるタイプの投手はどの球団も欲しいものだが、ファイターズでは特に超エース級の投手2名がさっさと海を渡ってしまったので新たな超エースが欲しいのである。"優しい"世界では菅野智之という投手がファイターズのエースを張っているのだが、その選手は今ファイターズに在籍していない。よって、(競合かは分からないが)有原のような馬力があっても大事なところで打たれるタイプではなく全盛期金子千尋投手のような「信頼できる」という形容詞が似合う投手がどうしても1人欲しいのである。

.ファイターズにはコントロールの良い先発投手が意外にも?いない。上沢は確実にその区分だが彼以外は大体ストレートで押してフォークなどでアウトカウントを稼ぐタイプが多い。「魅力はストレート(球速)」というタイプである。しかし球速至上主義で来た結果、二軍で最速157km/hを記録する(誤計測の疑いが強い)ノーコン投手が完成してしまうのだ。そろそろ軟投派の2桁勝てる投手が見たい。ルーキー鈴木くんは割とそのタイプに近いそうなので今後に期待。

.左腕先発投手もまたファイターズ長年の課題だ。現状唯一のローテ左腕である加藤は中継ぎの方が輝いて見えていたし、上原はまだ時間がかかりそう。実はルーキー宮台くんが二軍で好投したりしているのでその実力を期待しているのだが、みんな大好きプロスペクト堀瑞輝くんが二軍で爆発炎上してるのを見ると新顔が必要なタイプなのではないかと思う。

.左腕中継ぎ投手に関してはもう1人、レジェンド宮西後継者不足問題を解決して欲しい。本来なら岩瀬(44)がレジェンド宮西の後継者問題を解決するはずだったらしいが真実はいかに。もうこれわかんねえな。

.右の中継ぎ投手はコントロール,変則タイプがいなかった。玉井が今年そのタイプに当てはまりそうかなとも思っているが死球が多いのは玉に瑕。6位くらいで社会人投手を一人獲得しそうだが…?

.打てる捕手の問題を他球団が続々と解決する中、ファイターズ清水優心の打率は1割台と心もとない。彼が打撃を改善してくれれば言うことがないのだが、ドラフトでその問題解決の糸口を見出せたりしないかなあ。

.一軍で活躍できる二遊間とかいう内容の薄い書き方ではあるが、ストレートにいえばこういうことだと思う。石井がなんとか1枠を埋めてくれそうだし太田賢吾の成長もあるが、現状ショート中島卓也が聖域4タコマンになってる時点で二遊間のレベルは超低い。ちなみに横尾二塁起用が長かったせいでDPRという指標は12球団ダントツの低さである。ポジション別得点力もマイナスの数字を叩き出しているので、さっさと中島卓也をスタメンから叩き出して…などと言うと彼の顔ファンに叩かれるので自粛。石井-太田コンビの打撃が覚醒してくれれば話は早いんだけどね。

.外野の中距離タイプというのは例えるならファイターズにいた頃の陽の成績。淺間くんは西川タイプだと見ている。3割台で25本塁打得点圏打率4割の成績がとにかく欲しい。大田さんの打率が.290あたりまで上がってくれればこの要望は叶ったりするが、今年あたりのドラフトで素材を獲得しておくことは悪くないと思われる。

 

【最後に】

野手は本来守備固め+代走クラスの打撃力を誇る中島卓也さんが二遊間のスタメンに入ってこないオーダーが組めれば正直そこまで心配する必要はないと思ってる。それが難しいのだが。先発,中継ぎ投手に来年からすぐ使える選手を2〜3名と将来のチームの顔候補を獲得することができれば、来年以降もファイターズは多分強い。