【シーズン前予想】2018年ドラフト会議でファイターズが獲得に動く選手のタイプを予想する

【はじめに】

この記事の主だった目的はこれといって無く、現段階でこういう指名が予想されるということをただ書き連ねるだけの自己満足記事です。ブログだからね、仕方ないね

【ファイターズのここ数年のドラフト】

「ナンバーワンを指名する」をモットーに目玉を指名し続けてきたチーム。2010年のドラフト1位は斎藤佑樹投手ではあったが、一応言っておくと彼は東京六大学通算30勝300Kを達成しているので実績と言う意味では4球団が競合するに値する選手だった。問題はその後の怪我等だったんじゃないですかね。2位で獲得した西川遥輝選手は今やチームの顔。高卒野手は6年で主力になればチームに利益をもたらすということか。

2011年も大学ビッグ3の一角、菅野投手(現巨人)を指名。交渉権獲得の次の日に日本ハム本社の株価が上がったのは有名な話。2位から松本剛,石川慎吾,近藤健介選手とまさかの超指名。6位の上沢投手も加え素晴らしいドラフトだったと言える。

2012年は大谷くんの年。3位で鍵谷投手が指名されている。ちなみに「高卒6年目の野手」にあたるのは2位の森本選手で、もしかすると2018年シーズンにブレイクする予定なのかもしれない。彼の話は全くと言っていいほど聞かないが、ブレイクするかもしれないので2018年当サイトでは森本選手がブレイクするか戦力外通告を受けるかの2択であると予想する。

2013年は最下位の年。ドラフトのくじもこれでもかというほど外しまくり、最終的に指名した渡邊選手は今期から本格的に一軍での出場を睨む年。つまり来年のブレイク枠なので怪我せず一年間プレーを続けられれば本格的なブレイクを期待できるということになる。2位以下は最近イマイチな浦野投手に始まり復活を期す岡,

何かが今ひとつ足りない高梨やもうひと伸びしてほしい勝ち継投を狙う白村投手が並ぶ。8位の石川亮選手もまだ若いのでこの年のドラフトの評価は今シーズンの終わりまで待った方がいいのかもしれない。

2014年は目玉の有原投手を獲得できた。2〜4位の指名も現状完璧と言え、2位の清水選手は今年正捕手を伺う。3位の淺間選手もチームのトッププロスペクト選手だし、4位の石川直也投手は勝ちパターンに入ってくる可能性も高い。8位の太田賢吾選手はメジャースカウトの目にも留まる期待の選手だ。6位の立田投手だけはどうなるかサッパリ分からない選手だが2018年もファームのローテを守った上で心技体の成長が望まれている。

2015年の指名は3年目の選手たちだが、1〜7位まで全員ポジティブな意見を言える指名だ。1位の上原投手はなんだかんだ一軍にしがみついている。1〜2年目の大炎上乱舞からは想像もつかない速度で実力を伸ばしている。今期は投球フォームに修正があったらしいが、先発投手の頭数が本格的に足りなくなった場合彼の力がチームを救う可能性すらあるのだ。個人的には5本の指に入るイチオシ。イケメンだから活躍したらプロ野球aiの上位常連になりそう。2位の加藤投手は今年のローテを安定して任せられそうなオープン戦の出だし。絶望的に足りていなかった左の先発候補としての活躍に期待がかかる。3位の井口選手はルーキーイヤーに活躍。最近は迷走してる模様。4位の平沼選手はオープン戦含め打撃を猛アピールした印象。守備位置が不幸にも激戦区なので試合終盤からの出場でもいいから活躍が見たい。5位の田中投手も今年中継ぎの一角を占めると予想。速球が長所の選手なので増井投手の退団を本当の意味で埋められる選手の一人かもしれない。6位の横尾選手は当ブログで言及するまでもない有望株で7位の吉田投手も2017年イースタンリーグ最優秀防御率の投手だしワンチャン化ける選手だと思っている。5年目、つまり2020年オフが楽しみなラインナップである。

2016-2017はプロスペクトについて語れるほどの情報が無いのでさらっとだけ。

2016年1位の堀,2位の石井一,4位の森山選手は2018年ですら花開くか期待されている大物が揃い、高山,郡,今井選手の高卒組も順調なのではないか。高山選手に関してはTwitterで検索をかけると成績の話よりイケメン云々の話の方がよく出てくるけど先日は無失点で抑えていた。成長を見ような。8位の玉井選手も2018年に手薄なローテーションに入れるか期待されている。

2017年の1位は清宮選手だが1〜2年はファームであらゆるレベルアップを図りそう。一塁守備だけでなく三塁あたりを守れるようになれればチーム、ひいては代表のためになりそうなんだけどなあ。個人的には北の侍に似た成績を残せるようになりそうだと思っているが、しかし本人のメジャーリーグ志向というのは長くチームで中軸を張るつもりはないのだろうか。1位指名選手がポンポン抜けられると困るんだよね。2位の西村投手は文字通り即戦力の期待がかかる。トンキン,鍵谷投手が不調だとうっかり抑えの座を譲り渡しそうなくらい安定している。3位の田中投手はエース候補だし4位,5位と続く高卒選手は5年以内を見越しての指名だろう。6,7位の大卒投手は素材型と目されていた上原投手のパターンを見るに3年ほど時間がかかるのではないか。

吉田,玉井投手の下位指名先発候補が決め球に欠くので課題だぞ、などと某解説者の方が言っていたし彼らはその課題を克服しつつオープン戦を戦うのだろうか。ローテに入ってほしいなあ。

 

【指名のパターン】

実は堀投手が入団するまでは、(その年の目玉である松井裕樹投手(楽天),ハズレ競合の小笠原投手(中日)は指名したが)高卒・大社分離ドラフトに遡るまで高卒左腕が入団していなかったのだ。1位選手はその年のナンバーワンを指名するチームであるが極端に左腕が少なくなってしまった現状を省みたのか。

チームは社会人野手には近年全く手を出していない。また、社会人投手も上位は先発,下位は中継ぎとしての指名が多いといえる。

高卒右腕投手は順位に関係なく指名されており、そのタイプもある程度はまばら。(ストレートに魅力のある選手の指名が多く感じるが、パリーグ上位常連チームは大体その傾向が強いので割愛。)

大卒選手は投手野手関係なく満遍なく指名されている。一芸があれば投手なら下位の指名+ファームのローテーションを守らせるスタイルが多いか。野手に関しては大卒選手だと打力に魅力のある選手が目立つ。岡大海選手は大学時代4番を務めていたこともあって打てる選手を目されていたのだろう。そもそもここ3年ほどを除けば野手のほとんどは高卒入団なんだけどね。岡,横尾,石井一,森山選手が活躍すれば味をしめたフロントが指名を考え直すかもしれないし、そういう意味でも2018年シーズンは注目。

 

【2018年の指名はどうなるか?順位別タイプ予想】

現時点での予測ではあるが、

.1〜3位で先発投手として3年以内に目算が立つ投手を1〜2人,高卒の有望選手が投手野手関わらず1人。

.4位以降は高卒,大卒関わらず数年の育成を見越した指名があるだろうし、下位の社会人投手はキャリアを中継ぎとしてスタートさせるだろう。当然その中継ぎ投手が先発転向することもあるかもしれないが、チーム全体の流れとしては希少価値がありどの球団も狙う先発で計算できる投手を上位で獲得するのは自然な流れだといえる。

 

【現状注目されている選手の指名はあるか】

現在は大阪桐蔭高校の根尾選手,藤原選手や報徳学園の小園選手といった高卒野手選手,大卒選手でいえば日体大,東洋大にそれぞれ上位候補の投手が2人ずついて、皆上位指名候補として注目を浴びている。

「ナンバーワン」評価についてはどうやら知名度評価も含まれているので現状高卒野手選手の指名がありそう。しかし2016年のU-18世界大会で大活躍を見せた後1位で入団した堀投手のようなニューヒーローが出てこないとも限らないし、先に挙げた大卒投手の中でも先発投手としての能力をスカウト陣に高く評価される選手が「ナンバーワン」とされるかもわからないので(多分その場合は複数球団による競合が見込まれる)どこどこの誰を指名するだろうという予想は今のところ立てられない。勿論、素晴らしい選手が指名されるだろうことはプロのスカウトが保証するところだ。

 

【最後に】

シーズン開幕前にこのような予想を立てることは些か新鮮であった。今年の秋にこの記事を読み返した時に(特に順位別タイプ予想が)面白いことになっていることを望むばかりだ。

 

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